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平成24年度県政報告 |
日頃より市民の皆様にご支援ご指導を賜り誠にありがとうございます。
昨年は、東日本大震災による津波、原発事故、風評被害、更には台風15号にTPP問題と
日本が大きく揺れ動いた一年でした。
この間2期生として、農林水産委員会、決算特別委員会に所属し、諸問題について積極的に発言し、
橋本県政を支え、茨城300万県民を守るために汗をかかせていただいております。
さて、年頭にあたり茨城県の現況と今後県が取り組むべき問題について、
私なりの考えを述べてみたいと思います。
茨城県は本格的な人口減少局面を迎えるとともに、かってない厳しい財政状況にあります。
県議会においても、定数削減や議員報酬のカットなど、まず自ら痛みを伴う改革に取り組んでいます。
その一方で、こうした厳しい状況だからこそ、将来の基礎となる力を着実につけていくことが必要であり、
未来への投資を怠らないことが、政治の責任だと考えます。
第一に、遅れている社会資本の整備です。
ゲリラ豪雨による災害も発生しています。渇水の問題もあります。
安全で安心な生活を守るための河川改修や
地域活力・地域経済の基盤となる道路整備・地産対策などに重点的に取り組んでいかなくてはなりません。
第二に、未来の茨城県を担う人づくりです。子育て支援はもちろんのこと、
確かな学力の育成と豊かな心の教育の充実に取り組み、
世界で活躍できる人材の育成に傾注しなければなりません。
第三には、高齢者が安心して暮らせ、子供たちが希望と誇りの持てる社会づくりです。
医療従事者の確保、地域医療体制の整備など、県民の命と健康を守る取り組みを進めていきます。
そして、TPPに対応し、地域の雇用を守る産業振興に力を入れ、
農産物の生産体制の再確立、6次産業化などの販路拡大、
モノづくりの伝統を活かした県内産業の活性化、研究開発による成長産業の集積を進め、
また国内外からの誘客を進め、観光振興に取り組んでいくことが大切です。
「厳しくとも未来を見つめ、次世代の為の投資を怠らない」県財政が苦しいからと、
ここで対策を怠れば、それはいっそうの景気悪化になり
結果的に県財政の更なる悪化を招くことになると考えます。
未来の子供たちに平和で幸せな茨城県を残すために全力で取り組んでまいります。
今年も、皆様のご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつと致します。
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